「TechAcademy [テックアカデミー]」のフロントエンドコースは、HTML、CSS、JavaScriptなどをはじめとしたフロントエンド技術について学べるコースです。
実際に受講し、一通りカリキュラム内容を終えましたので、実体験をもとにフロントエンドコースについてレビューしていきます。
この記事の内容は以下の通りです。
- フロントエンドコースで学べること
- フロントエンドコースを受講して良かった点
- フロントエンドコースを受講する時の注意点
フロントエンドコースではどんなことを学べるのか知りたい人や、コース選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
※コースを受講した証明として、受講履歴を貼っておきます。

※テックアカデミーの全般的なレビューについては以下の記事に詳しくまとめています。こちらも併せて参考にしてください。

目次
テックアカデミーのフロントエンドコースで学べること

テックアカデミーのフロントエンドコースは、「フロントエンドエンジニア」として必要になる技術を学ぶコースです。
エンジニアは大きく「フロントエンド」と「バックエンド」に分けることができ、両者の違いは以下のようになります。
- フロントエンドエンジニア…Webサイトの「見た目」の部分を担当するエンジニア
- バックエンドエンジニア…Webサイトの「裏側」の部分を担当するエンジニア
例えばこのブログ記事でも、文章や文字の装飾に関する設定、サイト全体のデザインなどを担当するのがフロントエンドエンジニアの仕事です。
一方、「お問い合わせ」ページから僕のアドレス宛てにメールを送れるようにするなど、目に見えない裏側の処理を行うのがバックエンドエンジニアとなりますね。
フロントエンドの領域は自分の書いたコードがダイレクトにサイトの見た目に反映されるため構造的に分かりやすく、デザインなどが好きな人は楽しみながら勉強できる内容だと思います。
そして最終的には「オリジナルサイト」を作り上げるのがフロントエンドコースのゴールとなります。
フロントエンドコース全11レッスンの構成
フロントエンドコースは全11レッスンがあり、それぞれのレッスンで学ぶ内容は以下の通りです。
Lesson0 事前準備
Lesson1 フロントエンドの概要
Lesson2 HTML/CSS
Lesson3 JavaScript
Lesson4 jQuery
Lesson5 Bootstrap
Lesson6 外部ライブラリ
Lesson7 Web API
Lesson8 BaaS
Lesson9 Vue.js
Lesson10 オリジナルサイト
Lesson11 更に学ぶために(最新技術などの紹介)
フロントエンドコースを受講して良かった点

実際にフロントエンドコースを受講して良かった点は、次の2つです。
- 副業で即稼げるスキルを身につけられる
- 人気の高い「Vue.js」を学べる
副業で即稼げるスキルを身につけられる
フロントエンドコースの最大の魅力は「副業で即稼げるスキルを身につけられる」という点です。
具体的には、「LP(ランディングページ)制作」や「コーディング」などの案件が受注できるようになります。
※「LP(ランディングページ)」とは、商品販売やサービス登録に繋げるための縦長のページのことです。例えば以下のようなページですね。
そして、LP制作は以下3つのスキルがあれば受注が可能です。
- HTML
- CSS
- jQuery
フロントエンドコースでは、上記3つともしっかり学ぶことができます。
ちなみに、初心者がLP制作などのコーディング案件を探す場合は「クラウドワークス」や「ランサーズ」が探しやすいですね。
例えばクラウドワークスで「LP」「コーディング」などを検索すると、常時100件以上の案件が見つかります。


報酬額の相場は作業範囲によりますが、1件あたり3万〜5万円、中には10万円以上の報酬額が設定されている案件もありました。
もちろん最初から高単価な案件を受注するのは難しいと思いますが、「副業で月5万円程度」を稼ぐのはそれほど難しくなさそうです。
人気の高い「Vue.js」を学べる
フロントエンドコースでは「Vue.js」というJavaScriptのフレームワークを学ぶことができます。
初心者の人は「なんのこっちゃ」だと思いますが、めちゃめちゃ簡単に言えば「Vue.js=JavaScriptを簡単に実装できる便利ツール」みたいなものです。
このVue.jsについて、動画プログラミング講座などを発信している「Udemy」のサイトでは以下のように説明されています。
また、現在Vue.jsは構造がシンプルなことに加え、人気が非常に高いため、日本語での技術ブログや記事も充実しています。不明点があった時も情報が充実しているためすぐに調べることができるので、これから学んでみようという方におすすめしやすいフレームワークです。
Vue.jsの人気はJavaScriptフレームワークの中でもトップクラスに高く、開発現場に採用している企業も増えています。
こんな感じで、Vue.jsは「構造がシンプル」「初心者でも学習しやすい」といった理由から今非常に注目を集めているフレームワークです。
こういったトレンド技術を学べたことも、フロントエンドコースを受講して良かった点の一つでしたね。
フロントエンドコースを受講する時の注意点

フロントエンドコースを受講する時の注意点は以下3点です。
- カリキュラムの難易度は「結構難しい」
- 未経験者は「4週間」では終わらない可能性あり
- Web系企業に就職したい人はWebアプリケーションコースがオススメ
カリキュラムの難易度は「結構難しい」
これはフロントエンドコースに限った話ではありませんが、テックアカデミーのカリキュラムの難易度は高めです。
例えば、レッスン4の「jQuery」とレッスン9の「Vue.js」を理解するには、レッスン3の「JavaScript」の仕組みが分からないといけないのですが、多分一度で理解はできないと思います。
僕はその3つのレッスンを何度か行き来してようやく理解できた、という感じでした。
ただしカリキュラムは難しい分、講師に質問し放題の「チャットサポート」があるなど、サポート体制が充実していたのは良かったです。
テックアカデミーの難しさと、そのサポート体制については以下の記事で詳しくまとめていますので、こちらも参考にしてください。

未経験者は「4週間」では終わらない可能性あり
上記のようにカリキュラムは難しめであることから、プログラミング未経験者は受講期間「4週間」では終わらない可能性が高いです。
レッスン8の「BaaS」あたりから、さらに理解に時間がかかると思います。そして期間に余裕がないと、一番重要な「オリジナルサイト制作」に十分な時間が取れません。
実際に受講した僕の意見としては、社会人でも学生でも「8週間」が一番オススメ。8週間が厳しい人なら「12週間」ですね。
受講期間の選び方については以下の記事で詳しく解説しています。こちらも併せてご覧ください。

Web系企業に就職したい人は「Webアプリケーションコース」がオススメ
もう一点、Web系サービスを展開する企業に就職したい人は「Webアプリケーションコース」を選んだ方がいいと思います。
なぜなら、Web系企業への転職を考えた場合、フロントエンドの領域よりも「Ruby」「Ruby on Rails」などを学んだ方が転職しやすく、実際にそっちの方が求人も多かったからです。
※これについては「テックアカデミーキャリア(テックアカデミーの転職支援サービス)」を使って確認しました。
なので、Web系の特にスタートアップやベンチャー企業への就職を目指す人は、「Ruby」と「Ruby on Rails」が学べるWebアプリケーションコースがオススメですよ。
Webアプリケーションコースの受講レビューはこちらにまとめてあります。参考にしてください。

まとめ:フロントエンドコースはこんな人にオススメ

本記事の内容をまとめると、テックアカデミーのフロントエンドコースは以下に当てはまるような人にオススメです。
- フロントエンド領域(Webサイトの見た目の部分)に興味がある人
- フロントエンドエンジニアとして就職したい人
- LP制作のコーディング案件など、副業で稼げるスキルを身につけたい人
特に「副業で稼ぎたい」という人にとっては、フロントエンドコースで学ぶ内容はかなり理想に近いと思います。
他コースで学べる「Ruby」や「PHP」の場合、未経験での案件受注は非常にハードルが高く「実務経験2年以上」などが条件となっていることも多いので、副業には不向きです。
なお、テックアカデミーでは各コースの「無料の説明会動画」も準備されていますので、そちらもぜひ確認してみてください。
フロントエンドコースの学習内容について、よりイメージしやすくなるはずです。
※無料の説明会動画の視聴手順
まずは、以下のリンクからテックアカデミーの公式HPヘ。
上部メニューの「はじめての方へ」→「説明会動画」からすぐに視聴可能です。

もしくは、「7日間の無料体験」に含まれているメンタリング(ビデオチャット)を使って相談してみるのもオススメですよ。
現役エンジニアからコース選びのアドバイスをもらうことができます。こちらもぜひお試しください。
※テックアカデミーの学習システムを1週間無料で体験可能です。