僕はライターの仕事のみで初年度から毎月20万円以上を稼いでいますが、元々ライター実績はゼロでした。
未経験から始めてなぜこれだけ稼げているのか、結論を先に言うと、WordPressでブログを運営していたことが高単価の案件に繋がっていました。
その実体験から、Webライターが自分のブログを作るメリットはかなり大きいと感じています。
そこで今回は、実績のない状態からWebライターを始めた場合はどのくらい稼げるのか、そして単価を向上させる上でブログがどう役立つのかを解説していきます。
ライター未経験・実績ゼロの僕が実際にとってきた戦術を無料公開します。参考にしてください。
実績ゼロでも、Webライターで稼ぐことは可能です。が…
結論として、ライターの実績がゼロでも、ランサーズ・クラウドワークスなどのライティング案件で稼ぐことは可能です。
どのくらい稼げるのかに関しては、以下の通り。こちらライター生活2ヶ月目の収入です。
- 僕…161,267円
- 妻…165,808円
これを達成するための、一人当たりの作業量はこんな感じでした。
- 執筆数…25本〜30本
- 1本あたりの文字数…3,000〜6,000字
- 文字単価…0.8円〜1.2円
時給換算でもだいたい1,000円は超えていたので、未経験にしてはそんなに悪くなかったかな、と思います。
なので、ライターの実績がなくても生活費くらいは十分稼げます。…が、楽ではないかな、というのが正直な感想です。
ライターの実績がないと、最初は単価が上がりにくい
前述の通り、ライター実績ゼロでも生活費くらいは稼げますが、「最初は単価が上がりにくい」という大きな問題点に直面します。これについて、実体験をもとに説明していきます。
こちら、ライター生活5ヶ月目の収入合計です。
ツイートの通り、僕が256,410円(220,410円+36,000円)、妻が159,605円の収入です。
2人とも安定的に稼げてはいますが、それぞれの仕事内容は最初とかなり変わってきていました。
具体的には、
- 妻 → 最初と変わらず、記事執筆が中心
- 僕 → 記事執筆に加えて「構成案作成」や「SEOリライト」なども担当
という感じです。
そして、この仕事内容の違いが、それぞれの時給にも大きく影響してきます。
- 妻の仕事を時給換算 → 時給は約1,500円
- 僕の仕事を時給換算 → 時給は約3,100円
こんな感じです。
なので、妻には申し訳ないですが(笑)、妻の作業時間の半分の時間で、僕は妻以上の金額を稼ぐことが可能です。
妻が月15万円を稼ぐのに100時間必要なら、僕は50時間で15万円を稼げます。毎日作業するとしたら、1日あたり1時間40分の作業量で月15万円を稼げることになります。
僕が高単価な仕事を受けられた理由は、ブログです
なぜ、僕と妻の時給はここまで差が出たのか?
もちろん色々な要因が考えられますが、一番は「僕にはWordPressブログの運営経験があり、妻にはなかった」という部分です。
実際僕は、WordPressブログの運営経験がありそれなりのPVを集めていることを、プロフィールや応募文でかなりアピールしていました。
ライター2ヶ月目で構成案作成やSEOリライトなどの案件を受けられたのも、間違いなくブログをやっていたことが理由です。
一方妻はブログをやっていなかった。というのが、ここまで時給に差が出た一番の原因でしょう。
もちろん「ブログをやっていなければ単価は上がらない」という訳ではありませんし、自分のブログを持っていなくても十分稼いでいるライターもいます。
ただし自分でブログを運営することでさまざまな利点があるのは事実です。具体的なメリットは次の見出しで説明します。
Webライターがブログを運営するメリット5つ
Webライターがブログを運営するメリットは次の5つです。
- 「ポートフォリオ」として使える
- WordPressの基本的な使い方が理解できる
- タイトル・見出しなど、記事構成から勉強できる
- SEO知識の証明になる
- ブログ経由で仕事を受注できる
※無料でブログを作れるサービスもありますが、WordPressでブログを作るのがおすすめです。その理由も併せて解説します。
「ポートフォリオ」として使える
「ポートフォリオ」とは、ライターなら「これまで執筆してきた記事の作品集」のこと。
このポートフォリオとして、自分のブログを活用することも可能です。僕の経験上、これはかなり有効な手段ですね。
特に、何か得意分野がある人なら、そのジャンルに特化したブログを作るとさらに評価は高くなりやすいです。
例えば、
- ペット系ジャンルの仕事を受けたい → ペットを飼う時の注意点や、ペットフードに関するブログ
- 育児系ジャンルの仕事を受けたい → 子育ての悩みや、子育ての便利グッズに関するブログ
という感じでブログを作ると、そのジャンルの仕事に応募する際にはかなりのアピールになりますよ。
WordPressの基本的な使い方が理解できる
WordPressでブログを運営していれば、当然WordPressの基本的な使い方はマスターできます。
これって、クライアントにとっては安心材料になるんですよ。クライアントもWordPressを使っている率はかなり高く、「WordPressに直接入稿」といった仕事も多いです。
そういった仕事を受けるときに「WordPressの基本的な使い方を理解している」というのは強みになりますし、安心して応募ができますよね。
タイトル・見出しなど、記事構成から勉強できる
ブログ記事を一つ作るには、キーワード選定を行った上で「タイトル」や「見出し」などの記事構成を一から考える必要があります。
そして自分で記事構成が作れるようになれば、ただのライティングではなく「構成案作成+記事執筆」という仕事も受けられるようになりますよ。
「構成案作成+記事執筆」の仕事とは、具体的には以下のような案件。
『お弁当のおかず 簡単』というキーワードで3,000字程度の記事を執筆してください。見出しは4つ程度で、タイトルもお願いします。
そして記事執筆だけに比べて構成案分の作業量が増えるため、構成案から作成する案件の方が単価は高くなりやすいです。
逆に初心者向けの案件だと、タイトル・見出しはクライアント側が決めて、各見出しに沿って本文のみを執筆するという内容が多いんですよね。
もちろん最初はそれでいいのですが、やはり自分で構成を作れるようにならないと仕事の幅は広がっていきません。
自分でブログを運営することで、こういった記事構成を作る経験も積んでいくことができます。
SEO知識の証明になる
ブログを運営すると、それがSEO知識の証明になります。僕の場合、これが最大のメリットとして働いてくれました。
ブログは専用ツールを使うことで、日々のアクセス数や検索順位が細かく分析可能です。そのため、
自分で運営しているブログの月間PV数(アクセス数)は1万ほどです。検索1位のキーワードも複数あります。
ということをプロフィールや応募文でアピールしまくっていましたね。この点が仕事に繋がることもかなり多かったです。
クライアントからすれば「SEOはある程度知っています!」って人よりも、実際にそれをブログで証明している人の方が安心です。
多分みなさんも、
- 「SEOを勉強してきたので、SEOの基礎は理解しています」
- 「SEOを勉強してきたので、SEOの基礎は理解しています。個人ブログも運営しており、月間アクセス数は1万程度です」
この2人なら、後者の方が説得力があると感じますよね。
もちろん、ブログのアクセス数を伸ばしていくにはそれなりの期間が必要になりますが、Webライターとして稼いでいくならSEO知識は絶対に身につけておくべきです。
そのSEO知識の証明として、ブログは有効に機能してくれます。
※上記の「月間PV数1万」というのはあくまで例です。別に1万じゃなくても、3,000でも5,000でも十分実績に使えますよ。
ブログ経由で仕事を受注できる
ブログを運営していると、お問い合わせページから、そのブログを読んだ企業などから仕事の依頼が来ることがあります。
実際に僕のブログも、それほど数は多くないですがちょくちょく仕事の依頼は届いていますね。
先ほども触れましたが、「一つのジャンルに特化したブログ」の方が、そのジャンルに関するメディアからの直接依頼は来やすくなります。
何かに特化した知識や経験がある人は、これを狙ってみるのもおすすめですよ。
なお、ブログを作る時は「お問い合わせページ」を必ず設置しておいてください。
「Contact Form 7」などのプラグインを使えば簡単に設置できます。これをやっておかないと大きな機会損失になる可能性があるので注意しましょう。
ライターの実績がないならブログを始めよう。作り方はこちら
ということで、Webライターとしてステップアップする一つの手段としてブログはかなりオススメです。ちなみに妻もブログを立ち上げました!(笑)
WordPressで個人ブログを運営しているライターは、全体の1割もいないのでは…と思います。それだけ希少性が高いということ。
もちろん何も考えずに適当に書いているだけでは検索順位は上がりません。
どうすれば順位が上がるのかを調べてそれを実行し、定期的に振り返ったりする中でSEOの実践的なスキルが身につきます。
Webライターをやるなら、ぜひWordPressブログの運営にも挑戦してみてくださいね。
なお、WordPressブログの作り方に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
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